家系図作成サービス

「おすすめ家系図作成ソフトを使った家系図の書き方」「おすすめ家系図作成ソフトで作った家系図の印刷」で、マインドマップソフト「FreeMind」を使った家系図の作り方を詳述しました。

「家系図マインドマップを自分でつくる」では、家系図を自作するために必要なもの、FreeMindを使うときの覚書を述べました。

以上で示したように、家系図マインドマップは特別なスキルは必要ありません。
しかし、時間のない場合や、面倒に感じる方もあるでしょう。

死亡や誕生などの追加作業なら時間がかからずできそうだが、最初に家系図を作成する部分をやってほしいという場合もあろうかと思います。

家系図マインドマップを作成するサービスを提供していますので、ぜひご利用ください。

家系図作成サービスの内容

家系図作成サービスの概要

戸籍などの「資料」を送っていただき、「家系図マインドマップ」「関連年表」「家系図出典資料」を作成してお送りするサービスです。

家系図作成に必要な「資料」にあたる戸籍、メモ、写真の準備はお願いいたします。

戸籍の取得代理や調査業務はおこなっていません。

印刷を希望される場合は、当方から印刷業者に依頼し、印刷業者から直接納品いたします。

家系図作成用のマインドマップ作成ソフトFreeMindをWindowsやMacにインストールせずに使いたい場合は、FreeMindをインストール済みのLinuxが起動できるUSBをお送りします。

お送りする家系図マインドマップは、パソコンにFreeMindをインストールするか、上記のFreeMindインストール済みのLinuxを起動して、その後の死亡や誕生など更新作業が発生したときにご自分で追加できます。

お送りする関連年表は、Excel(2007以降)があれば、その後の死亡や誕生など更新作業が発生したときにご自分で追加できます。

料金

料金内訳

料金は

  • 家系図マインドマップと関連年表の作成料金

オプションとして

  • 印刷料金(実費を印刷業者にお客様が直接銀行振込)
  • FreeMindインストール済みLinux USB料金 3,000円

の合計です。

作業料金

家系図マインドマップと関連年表の作成料金は、作成資料として送っていただく資料の1ページにつき3,000円です。

送っていただく資料は、だいたいが戸籍ですが、戸籍以外のメモなども含みます。

本サービスは、こちらで戸籍を調査して取得するのではなく、戸籍はお客様で取得していただき、それを家系図マインドマップと関連年表に落とし込む作業となります。

送っていただく戸籍や資料で作成する家系図の範囲は、お客様の任意の範囲となり、一系統の家系図、二系統の家系図…などに限定されません。。

そのため、料金は、送っていただく戸籍や資料をすべて家系図に落とし込む作業料金と考えて、戸籍や資料のページ単位となっています。

ちなみに、家系図マインドマップでは、戸籍の中から名前だけを取り出して家系図にはめ込むのではなく、戸籍に書かれている生年月日、死亡日、届出人、住所など、ほぼすべての情報を家系図に書き込みます。

戸籍を市町村で取得できる範囲ですべてほしいと言って取得すると、改製前後の戸籍が取得できますが、その内容が多少の変更はあるが、ほとんど変っていないような場合もあります。

そのような、多少の変更しかない改製前後の戸籍を送っていただいた場合は、内容があまり変わらないのに、ページ数だけ増えることになりますので、確認の上、二つの戸籍分をひとつの戸籍のページ数とするなど、事前にご相談の上で料金を確定します。

また、戸籍ではない、たとえば手書きの資料などがある場合は、それをA4のページ数として数えて、これも事前に確認します。

こうして作成作業に入る前に、必ずページ数と料金を確認したうえで、作業に入ります。

支払い発生のタイミング

家系図マインドマップは、すべての資料を集め尽くしてから家系図を作る必要がなく、今の段階で収集できた資料からとりあえず作ってみることができます。

本サービスも、とりあえず集まった戸籍で一度作ってみて、その後集めた戸籍分を家系図に追加するやり方ができます。

このような作業は「1回目の作業と支払い」「2回目の作業と支払い」…という繰り返しが可能です。

「n回目の作業と支払い」と「n+1回目の作業と支払い」の間隔はどれだけあいてもかまいません。

「作業と支払い」1回分の資料については、収集を終えてから、まとめて送信をお願いします。

戸籍の収集は、一度入手した戸籍を見て、「そのひとつ前の戸籍」を別の市区町村へ郵送で請求する場合も多いので、時間がかかる場合もあります。

この場合は、別の市区町村からの到着を待って、今回の「作業と支払い」で家系図に入れたい分の資料を揃えてからお送りください。

「作業と支払い」が複数となるケースとしては、夫の直系先祖の戸籍で作成した家系図を一度作り、それを見て時期をおいてから、夫の家系図に妻の直系先祖を加えたいようなケースがあるかもしれません。

この場合は、夫の家系図作成作業と妻の家系図追加作業の間に時間があくことから、夫の家系図作成で「1回目の作業と支払い」、妻の家系図追加で「2回目の作業と支払い」となります。

「1回目の作業と支払い」と「2回目の作業と支払い」の間隔は長くあいても、2回目が1回目の直後でもかまいません。

印刷について

印刷は、本サービスの中には入れていませんが、当方で利用している印刷業者への手続きは、無料でおこないます。

「家系図マインドマップ」「関連年表」は、用紙が規定の用紙よりも大きいカスタム用紙となるPDFを想定しています。

家系図のPDFはだいたいはA3よりも大きいと思われるので、通常の家庭用のプリンタでは無理な場合が多いと思います。

印刷については、家系図作成サービスの必須としていませんので、以下のどれかの方法でおこなってください。

  • ご自分で普段利用されている印刷業者に、家系図と関連年表のPDF版の印刷を依頼していただく。
  • 当方で利用しているロール紙印刷業者をご紹介し、ご自分でその印刷業者に依頼することもできます。お支払方法は銀行振込だけになります。
  • 当方で利用しているロール紙印刷業者への手続きを当方が無料でやり、実費の銀行振込だけをお客様にお願いすることもできます。

印刷する場合は、例えば、家系図内の人の名前が間違っていたなどの印刷内容に間違いがあっても、無料で再印刷を依頼することはできませんので、ご了承ください。

そのような場合、家系図、関連年表のオリジナルファイルとPDFはもちろん修正して再送信いたしますが、無料での再印刷はできませんので、印刷するかどうかを決める前に、オリジナルファイルやPDF版でまず内容をご確認ください。

「家系図出典資料」については、A4用紙のPDFとして作成し、印刷は容易であるうえに、家系図の補助資料としてPDFで保存しておけばいいので、印刷業者への依頼には入りません。

では、ロール紙印刷業者の料金とは、どのくらいかかるものなのでしょうか。

印刷するのは、家系図マインドマップ」1枚、「関連年表」1枚です。

サンプルの場合でいうと、「安倍晋三関連家系図」は100cm×250cm、「安倍晋三関連年表」は110cm×80cmの用紙のPDFで、これをロール紙に印刷するよう依頼します。

当方で依頼するロール紙印刷業者の紙は、その品質により4種類があります。

以下は、配送先が関東として、上記2枚の大きさで印刷依頼した場合の、紙4種類の予想価格です。

印刷実費としては、これに印刷業者への銀行振込料金が加わります。

  • 新普通紙

用紙厚=0.11mm(コピー用紙よりもはるかに上質で厚い用紙です)坪量=90g/㎡
カラーからモノクロまで最も安価な長尺用紙です。
イラストはOKですが、写真等のビジュアルは綺麗に再現できません。

14,833円

  • ピュア・ホワイト・マット

用紙厚=0.15mm(新・普通紙よりも厚い用紙です)坪量=120g/㎡
新普通紙よりもこしがあり、白色度の高い高級感のある高画質出力が可能な用紙です。
黒文字の艶も、カラーの発色特性も非常に鮮やかで、グラデーション・色網等も鮮明に出力できる用紙です。

20,465円

  • 厚手マット

用紙厚=0.21mm(新・普通紙の倍の厚みです)坪量=180g/㎡
厚手の用紙ですので、こしがあります。
あまりロング出力を行うと、カールがきつくなります。

21,510円

  • スーパー・ストロング・ホワイト

水に強い合成紙(※半年〜1年以上の長期間掲示の場合には、ラミネート加工推奨)
用紙厚=0.18mm・坪量=142g/㎡
質感的には新普通紙よりも薄く感じますが、ロール状に巻いてもすぐに復元します。
カールしません。
薄いのに手では絶対破れない強靭さを持っています。
漆黒の黒が表現出来、カラーのコントラストも鮮やかです。
使い回し用途等にも向いています

21,873円

家系図は、ふだんは巻いて保存し、使うときに広げて見る使い方をします。

そのため、カールがきつくなりがちな「厚手マット」は向かないかもしれません。

Linux USB料金

Linux USBはオプションです。

Linux USBとは、LinuxディストリビューションのひとつであるUbuntuにLinux版FreeMindをインストールしたものです。

FreeMindで家系図を作成し、印刷までに必要なメイリオフォント、SVG・PDFなどを扱うInkscapeなど必要なものはすべてインストールしてあります。

WindowsやMacを使用しているパソコンで、WindowsやMacを起動しないで、このUSBのLinuxを起動させ、FreeMindが使えるので、以下のような利用シーンを想定しています。

  • いま使っているパソコンで、家系図作成用マインドマップソフトFreeMindをWindowsやMacにインストールせずに使って家系図の更新をおこないたい場合
  • 家系図の追加はかなり遠い将来と予想され、その時のWindowsやMacに現在のFreeMindがインストールできるかは不確定なので、そういう場合でも確実にFreeMindで追加作業をおこないたい場合

このUSBメモリ料金は、送料を含め3,000円です。

料金のサンプル

現在(2020年)取得できる戸籍は、「平成6年コンピュータ化」戸籍と、それ以前の「昭和23年式」「大正4年式」「明治31年式」「明治19年式」戸籍があります。

「平成6年コンピュータ化」戸籍の「全部事項証明」は、それほど大家族ではない限り、だいたい2ページです。

「昭和23年式」以前の戸籍は、書式の関係と、家族が多く記載人数が多い時代の戸籍なので、よりページ数が増えるはずです。

わたしが取得したある例でいいますと、

  • 「平成6年コンピュータ化」戸籍が、戸主4人分のすべて2ページの戸籍
  • 「平成6年コンピュータ化」より前の戸籍が、戸主8人分の戸籍で、それぞれ2ページ、8ページ、8ページ、3ページ、2ページ、2ページ、1ページ、7ページの計33ページ

つまり、戸籍は全部で41ページとなりました。

また、戸籍のほかに、戸籍がとれなかった部分の手書きの家系図や関連年表があり、それがA4にして8ページ分ありました。

この場合は、戸籍41ページ + 資料8ページ = 49ページとなり、料金は、

49ページ×3,000円 = 147,000円

となります。

以上の分量の戸籍と資料を、家系図マインドマップにまとめた結果は、以下の図のような家系図となり、PDF版にして印刷すると、横90cm、縦500cmになりました。

戸籍・資料41ページの家系図作成例
家系図作成例

支払い方法

  • 銀行振込(前払い。振込手数料はおそれいりますがご負担ください)
  • クレジットカード

家系図用資料

戸籍・メモ・人物写真

送っていただく資料は、おもに戸籍ですが、それ以外の資料があってもかまいません。

家系図に入れたい顔写真用の写真、家系図に反映したい情報の「メモ」などです。

顔写真を家系図と関連年表にいれると、よりわかりやすいものになりますので、写真はあったほうがいいと思います。

家系図用の資料はスマホで撮った写真でかまいません

送っていただく戸籍は、スキャナがあればスキャナで撮ったものを、スキャナがなければスマホで撮った写真でけっこうです。

最近のスマホのカメラは解像度が十分高いので、多少小さな文字でも読めるからです。

読めない部分はご連絡しますので、その部分の写真を再度送っていただくことで対応できると思います。

資料ごとの区切り

資料の写真が数多く並んでいると、どの写真からどの写真までがひとつの資料なのかがわかりづらくなります。

「家系図出典資料」としてまとめる際も、資料ごとにタイトルをつけるため、ひとつの資料がどこからどこまでなのかの判別が必要です。

パソコンではそうでもありませんが、スマホでは写真のファイル名で資料の区切りをつけるのは面倒です。

そこで、以下の方法で写真を撮って下さい。

手書きでいいので「開始」「終了」と書いた適当な2枚の紙を用意します。

資料の写真を撮るときは「開始」、ひとつの資料の複数の写真、「終了」の順で撮影します。

こうすることで、一連の写真の中から、ひとつの資料がどこからどこまでかを判別できます。

以下は、送信用に2つの戸籍の写真を撮った例です。

資料の前後に「開始」「終了」の紙を撮影しているので、各戸籍の区切りがわかります。

資料 - 開始
資料 - 戸籍 1-1
資料 - 戸籍 1-2
資料 - 終了
資料 - 開始
資料 - 戸籍 2-1
資料 - 戸籍 2-2
資料 - 終了

人物写真の場合

家系図で使う人物の顔写真は、

  • 写真の中のどの位置にいるか
  • その人の名前

がわかるようにして下さい。

たとえば下の写真のように、コピー用紙などの紙に、手書きでいいので「一番右が大久保利通」などと書き、その下に写真を置いて、コピー用紙を写真に撮ります。

資料 - 人物写真

送付物のやりとりはGoogleドライブかメール添付

送っていただく資料のファイルと、こちらからお送りする成果物ファイルのやりとりは、

  • Googleアカウントをお持ちの方はGoogleドライブ(推奨)
  • Googleアカウントをお持ちでなく、新たにGoogleアカウントを作るのは気が進まない方は、メールの添付ファイル

でおこないます。

送っていただく資料とこちらからお送りする家系図などは、個人情報を多く含むため、セキュリティ上、メール添付よりGoogleドライブによるやりとりが安全です。

Googleアカウントをお持ちでなければ、「Googleアカウント作成」ページからあらかじめ作成しておくことをおすすめします。

送っていただく資料類は、以下のいずれかの形式のファイルでお願いいたします。

  • PDF
  • JPEG(写真)
  • PNG(写真)
  • Word(メモ)
  • テキストファイル(.txt)(メモ)

「家系図マインドマップ」「関連年表」の印刷を希望される場合の印刷物は、印刷業者から直接宅配便でお送りします。

「Lunux(Ubuntu)とFreeMindが入ったUSB」を希望される場合は、郵便か宅配便でお送りします。

以上はファイル、印刷物、USBメモリのやり取りのやり方です。

連絡(文章)のやり取りはメールで行います。

4つの納品成果物

以下5点を作成して納品します。

「家系図マインドマップ」

  • マインドマップソフトFreeMindで作成した家系図のオリジナルファイル
  • 家系図のPDFファイル

FreeMindファイルを使って今後自分で更新ができます。

「関連年表」

  • 生誕日と死亡日を入力するとすべてのセルが自動入力される、関連年表のExcelファイル(Excel 2013)
  • 関連年表のPDFファイル

Excelを使って今後自分で更新ができます。

「家系図出典資料」

「家系図出典資料」は送っていただいた資料(戸籍、メモ、写真)を、各資料のタイトルをつけてPDFにまとめたものです。

Linux USB

オプションとして、「Lunux(Ubuntu)とFreeMindが入ったUSBメモリ」をお送りします。

郵送または宅急便で送ります。

先述したように、今お使いのパソコンや将来のパソコンで、FreeMindをインストールせずに、USBのLinuxを起動してFreeMindを使い、家系図の更新をするためのものです。

単独での販売も可能です。

詳細は以下の通りです

  • 使えるパソコン: Intel CPUのパソコン
  • USB 3.0
  • 容量:16G
  • Ubuntu 18.04 LTS 日本語
  • FreeMind 1.0.1
  • Java Runtime Environment: Openjdk 1.8.0_222
  • SVG, PDF用ソフト: Inkscape 0.92
  • メイリオフォント
  • 時刻:日本に設定

家系図作成には直接使わないがインストールしたソフト

  • PDF作成ソフト:Cups-pdf(カスタム用紙には未対応なため家系図では使わない)
  • PDFビューアー:Okular(家系図ではInkscapeを使う)
  • 解凍ソフト:unar
  • システム監視ツール:GKrellM

家系図用戸籍・資料の収集・調査はできません

戸籍の代理収集と、各種資料収集などの調査業務はおこないません。

そのような「ルーツ調査」の必要のある方は、家系図作成業者が専門知識をもっておこなってくれますので、そちらにご依頼ください。

当方のサービスとしては、資料を送っていただいたうえで、上記5点の作成のみをおこなっています。

戸籍以外の「古文書解読」はできません

戸籍以外の古文書史料をお持ちの場合ですが、それらの解読は能力上残念ながらできません。

そのため、古文書解読を家系図に反映することを期待されての御依頼は受けることができません。

たいへん申し訳ありません。

当方で家系図に反映できるのは、戸籍と「当方が読める字のメモ」と写真になります。

家系図作成サービスの流れ

家系図作成サービスの流れは以下のようになります。

当方からのアクションは土・日・祝日を除いた9:00-18:00におこないます。

お待たせすることがあるかもしれませんが、ご了承ください

お客さま 当方
【1回目の作業】  

本サイト「申し込みフォーム」に必要事項を記入し申し込み

 
 

以下をメールで連絡

Googleアカウントをお持ちの方は資料をアップするURLを送付

Googleアカウントをお持ちでない方は、メール添付で資料送付を依頼

資料送信

資料送信が終わったら、メールで連絡

 
 

送ったいただいた戸籍や資料を見て、ページ数と料金をご連絡

ページ数と料金を確認したご連絡

 
 

家系図マインドマップ・関連年表作成開始

完成したら「Sample」透かし入りの「家系図マインドマップ」「関連年表」を送付

請求書をメールで送信

支払い(銀行振込前払い、またはクレジットカード)

 
 

入金確認後、「家系図マインドマップ」「関連年表」のオリジナルファイルとPDF、「家系図出典資料」PDFを送信

Linux USB希望の場合は、郵送(1週間以内に到着)

家系図と関連年表をご確認の上、印刷を当方で利用している印刷業者に依頼する場合は、ご連絡ください

 

【もしあれば2回目の作業】

2回目の作業をメールで依頼  
 

以下をメールで連絡

Googleアカウントをお持ちの方は資料をアップする1回目とは別のURL

Googleアカウントをお持ちでない方は、メール添付で資料送付の依頼

以下は1回目と同様の流れです

納品後の商品の瑕疵について

  • 「家系図マインドマップ」「関連年表」「家系図出典資料」各ファイル納品後、内容に誤りがあった場合は訂正し、ファイルを再送信いたします。
  • USBメモリについて、Linuxが起動しない等の瑕疵は、送料当方負担で送り返していただき、現象確認の上、正常動作のものを無料で再送いたします。

家系図作成サービスに依頼すると自作に比べて何がいいのか – 5つのポイント

「家系図マインドマップ」は特別なスキルは必要ないので、「家系図マインドマップを自分で作る」で述べたように自作することもできます。

では、家系図作成サービスに依頼すると、自作に比べてどんなよい点があるのかを、まとめておきます。

家系図作成の時間と面倒をなくし今後の更新のみおこなえる

戸籍を読み解きながら家系図に入力していく作業は、けっこう時間のかかる作業です。

その作業によろこびを感じることができる人でないと、自発的にやる気の起こるものではないかもしれません。

家系図作成サービスで現時点での家系図を作ってしまえば、あとは今後の死亡や生誕などで発生する更新作業だけをやれば、家系図を最新に保つことができます。

印刷に適した用紙の大きさのPDF作成

「家系図マインドマップ」のおそらく最もやっかいな部分は、印刷用に大きな用紙でPDFを作成することです。

家系図作成サービスでは、短辺は100cmまでとし、長辺は500cmまで対応したPDFを作成します。

安価な価格でのロール紙印刷

「家系図マインドマップ」「関連年表」は、ロール紙印刷を想定してます。

当方で依頼する印刷業者のロール紙印刷は、他の印刷業者と比較して安価なほうだと思います。

関連年表が自動入力

「関連年表 」 はExcel(2013)で作成します。

Excelは1900年1月1日より前の日付は日付として扱うことができず、日付計算ができない仕様となっています。

家系図作成サービスで提供する「関連年表」は、1900年1月1日より前の日付を扱うことができるようになっており、「出生日」「死亡日」を入力すると、1809年から2030年まで222年分のセルがすべて自動で入力されます。

今後の死亡・誕生などによる更新作業が楽におこなえます。

関連年表更新のやり方

関連年表に人を追加する方法を具体的に説明します。

サンプル「安倍晋三関連家系図」の安倍家の一番左にひとり追加するとします。

  • Excelの1行目の「安倍家」の部分が「セル結合」しているので結合をはずします。
  • 関連年表のセルはすべて関数で埋まっているので、それをコピーする意味で、他の誰かの列をコピーして挿入します。
    ここでは下の図のように、「安倍晋太郎」の列をコピーして挿入します。
関連年表更新 - 列コピー
関連年表更新 – 列コピー
  • 「性別」から「死亡日」までを入力すると、下の図のように、それ以降の年齢のセルは自動で入力され、背景色も自動で設定されます。
関連年表更新 - 入力
関連年表更新 – 入力
  • Excel1行目の「安倍家」のセルがふたつあるので、右のを消して、下の図のように安倍家メンバー全員のセルとなるよう「セル結合」します。
関連年表更新 - 「○○家」セル結合
関連年表更新 – 「○○家」セル結合
  • Excelで使っている罫線は、「一番細い実線」と「一番細かい点線」です。
    「○○家」全体の囲みが実線で、その内部の縦横の線が点線です。
    そうなるように、追加した列の線を修正します。

オフィスオンラインのExcelについて

マイクロソフトは無料のオフィスオンラインを提供していて、Excelもその中に含まれています。

これを使えば、Excelがインストールされていなくてもインターネットに接続されて入れば、関連年表の更新はできるかもしれません。

もしできれば、「Linux USB」のUbuntuにはブラウザのFirefoxもインストールされてるので、「Linux USB」だけでも関連年表の更新ができるので、検証してみました。

結果は、オフィスオンラインはExcelの機能制限版なので、以下のような理由でむずかしいことがわかりました。

  • 家系図作成サービスで提供しているのは、セルの自動入力となっているので拡張子が「xlsm」のマクロ有効ブックです。
    このファイルのままオンラインExcelで開くと、下の図のようにセルはすべてエラーとなります。
関連年表 - オンラインExcel - エラー
関連年表 – オンラインExcel – エラー
  • 自動入力の結果を文字列としてコピーした、マクロなしの「xlsx」ファイルとして読み込むと、下の図のようになります。
    罫線が、点線の部分もすべて実線となってしまいます。
関連年表 - オンラインExcel - 罫線
関連年表 – オンラインExcel – 罫線
  • オンラインExcelでPDFを作成するときには以下のように「カスタム用紙」がありません。
    そのため、オンラインExcelではカスタム用紙のPDFを作成することができません。
関連年表 - オンラインExcel - PDF用紙
関連年表 – オンラインExcel – PDF用紙

以上のように、オンラインExcelでの関連年表の更新は、デスクトップExcelと同じようにはいかないようです。

PDF作成までを考えると、「家系図作成サービス」で提供する関連年表の更新は、Excel2013以降がインストールされているWindows環境がいいでしょう。

インストール不要でFreeMindが利用できる「Linux USB 」 を提供

「Linux USB」の利用シーン

FreeMindをインストールしたくないパソコンでの家系図更新

家系図作成サービスで作成したり自作のFreeMindのオリジナルファイルを使って、今後起こるであろう死亡や生誕の更新作業をおこなうことができます。

その際、WindowsやMacに、Windows版FreeMindやMac版FreeMindと、Java Runtime Environmentをインストールする必要があります。

これらはさほど大変な作業ではありません。

しかし、他人のパソコンを使っている場合など、ソフトのインストールは望ましくない環境もあります。

そのようなときに、パソコンのWindowsやMacを使わず、USBのLinuxを起動し、USBにすでにインストールされているFreeMindを使って家系図の更新作業をおこなうことができるように提供しているのが「Linux USB」です。

先に述べたように、FreeMindはJava Runtime Environmentのバージョンによってはうまく動作しない場合もあります。

「Linux USB」ならFreeMindが確実に動作するJavaがすでにインストールされています。

また、将来のWindowsやMacにFreeMindがインストールできないようなときでも、USBのLinuxを起動してFreeMindを使うことができます。

家系図マインドマップを自作される方にも、同じような状況はありうるので、「Linux USB」だけ単独でご購入いただけます。

家系図と関連年表をテレビで見る

家系図と関連年表は紙で印刷されていれば、家族や親戚で見るのに一番いいのですが、テレビに映して見たい場合があるかもしれません。

テレビに映し出すには、ノートPCとテレビをHDMIケーブルでつないで、PCの画面と同じものをテレビにも映し出すやり方がいいでしょう。

やりたいこととしては、以下のふたつがあるかと思います。

  • 家族や親戚で、家系図マインドマップと関連年表を見る
  • 家族や親戚で、家系図マインドマップと関連年表を修正する

「Linux USB」でのやり方をまとめると下の表のようになります。

  家系図マインドマップ 関連年表
見る PDFをPDFビューアーで見る PDFをPDFビューアーで見る
修正する FreeMindで修正する オンラインExcelは適さないのでWindowsノートPCでおこなう

上の表の青文字をおこなうなら「Linux USB」が役に立ちます。

「Linux USB」には、PDFビューアーとして、

  • ドキュメントビューア
  • Okular
  • Inkscape
  • Firefox(ブラウザ)

がインストールされていますので、どれでもPDFの閲覧は可能です。

「Linux USB」に必要なパソコン要件

「Linux USB」を使う際に、パソコンに必要なものは以下の3点です。

  • Intel CPUのパソコン(WindowsでもMacでも可能)
  • USBポートが2つ以上空いていること
  • 家系図、関連年表のファイル用のUSBメモリ(Linux USBとは別のUSB)
    「Linux USB」はUbuntu専用として使うのがいいので、家系図や関連年表の持ち運び用に別のUSBが必要です。

「Linux USB」の使い方

「Linux USB」の具体的な操作の仕方は、

をご参照ください。

「Linux USB」は単独でも販売しています。

「Linux USBの使い方」を確認のうえ、お申し込み下さい。